映画化された「この世界の片隅に」が大きな話題を呼んだ漫画家・こうの史代さんが2018年1月に発表した新作「ギガタウン 漫符図譜」。
本作は、日本最古の漫画とも言われる国宝「鳥獣戯画」をモチーフにしたほんわかユニークな4コマ漫画で、マンガ独特の表現記号である「漫符まんぷ」を鳥獣戯画のキャラクターを現代風にアレンジし解説しています。
そしてこのほど、京都国際マンガミュージアムで「ギガタウン 漫符図譜」を紹介する展覧会『ギガタウン・イン・テラタウン――こうの史代の「漫符図譜」』が開催されることになりました!
本展は、ギガタウン 漫符図譜の原画を鑑賞できるパートと、10の「漫符」について解説するパートの2部構成。マンガミュージアムならではの視点から楽しむ展覧会となっています。
「ギガタウン 漫符図譜」の原画を味わう
このパートでは、ひとつの漫符を1ページの4コママンガで解説する「ギガタウン 漫符図譜」の原画を一堂に展示。一作ごとに作品テーマに合わせた表現的な仕掛けや画法を試みているこうの史代さんの工夫を、新たに発見できる絶好の機会です。
「漫符」の世界を知る
マンガ独特の表現記号である「漫符」。このパートでは、「ギガタウン 漫符図譜」で紹介されている、よく知られた10の漫符を取り上げ、それらの歴史や古今東西の使用例を紹介するなどして、詳しく解説されます。
この2パートの他、展覧会のために描き下ろしされたイラストなども観ることができるそうなので、こうの史代ファンは必見です。
ちなみに「この世界の片隅に」の別バージョンの映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は2019年中に公開予定となっています。
【速報】映画「この世界の片隅に」新規場面を追加した別バージョンが公開決定!
展覧会『ギガタウン・イン・テラタウン――こうの史代の「漫符図譜」』は2018年11月22日(木) 〜 2019年4月2日(火)の期間、京都国際マンガミュージアムで開催されます。