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日本人の偉大な発明「点字ブロック」は友達の為に自分のお金を使って世界で初めて開発された

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世界で一番最初に点字ブロックが取り付けられたのは1967年のこと。三宅が暮らす町にある盲学校近くの交差点に取りつけられました。

世界初の点字ブロックは当初誰からも理解してもらえず

当時は、誰からも理解してもらえませんでした。三宅は、盲人の保護のためにと、全国に約4000の市町村に、この「点字ブロック」寄贈していきました。

しかし、注文はひとつも来ませんでした。問い合わせの電話さえありませんでした。

そんな点字ブロックが転機を迎えたのは1968年9月のこと。

栃木県の宇都宮市が、点字ブロックの敷設を目的に、ブロック250枚を購入したのです。行政が初めて点字ブロックを認めてくれた瞬間でした。

それから4年後の1973年、厚生省が障害者福祉モデル都市事業を制定し、東京で大々的に「点字ブロック」の敷設を決めたことにより、点字ブロックの需要が一気に増しました。

当初、規格がバラバラだった点字ブロックも2001年にはJIS規格によって統一されました。そして現在、全国の歩道や駅のホーム、公共施設には、必ずしも点字ブロックが導入されています。

三宅の発明した点字ブロックは、いまや世界中に普及し、視覚障害者の安全を守っています。

一番最初に点字ブロックが設置された、岡山県岡山市中区の原尾島交差点。現在は「点字ブロック発祥の地」として記念碑が建てられています。

 
 

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