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太鼓持の語源や意味は?江戸時代、吉原遊郭での宴会の盛り上げ役からきています
フリーの場合、「つまらないヤツ」と思われたら、二度と仕事の依頼もきません。「面白いヤツ」と思ってもらえたら、万々歳。次の仕事につなげるためにも、宴会をいかに盛り上げるかが大事なのです。旦那にいわれた予算内で、芸妓や料理の手配も行います。今でいう幹事の仕事に通ずるものがあるかも?!
太鼓持はお世辞もいうけれど、どこか憎めないキャラで人気者。落語でも太鼓持が登場する話はたくさん!
例えば、若旦那が鍼をやってみようと思い立ち、太鼓持の一八を座敷に呼んで、鍼を打とうとする「たいこ腹」、芸妓のお梅に惚れて逢い引きの約束をするものの旦那のお座敷で無理やり酒を飲まされてしまう「つるつる」、野太鼓のの一八がお客にありつこうと道を歩いていると、浴衣を着た男と会い、鰻をごちそうしてくれるという「鰻のたいこ」など。
どの話でも太鼓持のキャラが活きています。きっと吉原でも、太鼓持は宴会の場を明るく盛り上げていたことでしょう。とはいえ、客の本音は…やっぱり「早くお目当ての遊女に会わせてくれ~」ですよね。
参考文献:ゼロからわかる!図解落語入門、大江戸ものしり図鑑
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