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江戸時代の愛人稼業。結婚したくない場合はどうする?自ら愛人の道を選択する女性たち:2ページ目
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中には複数の旦那を持つ妾も
もう一つのケースが、妾です。囲者(かこいもの)という別名もあったそう。吉原の遊女や芸者を妾にする男性もいましたが、おそらく値段が高いのでしょう。手頃な値段となると、素人女性を妾にするのが最適だったようです。
口入屋つまり妾派遣センターが、いい旦那を紹介してくれるというシステムで、2ヶ月ごとの契約でした。更新を重ねるごとに若干の収入が入る上に、自由になる時間もあるのが、妾だったのですね。
中には、複数の旦那を持つ女性もいました。例えば5人の旦那がいる場合、月収にて50万近く稼ぐことも可能だったのです。別宅も与えられるし、割り切って考えていたのでしょう。
もちろんお金をもらうからには、旦那の言うことを聞かないといけません。ほかではできない体位を試したいと言われたら、乗り気でなくてもNOとは言えないのです。相手が老人であっても、油断大敵。精力絶倫の男性だったら、一晩に何回も求められることも。
江戸時代の男たちの性欲事情。回数セーブする者いれば、初夜に怒涛の18回を記録する神も!
江戸時代の春画を見ると、さぞかし男性はみな性欲が強かったのでは…と思いませんか?ところが実際のところ、淡白な人もいたようです。もちろん、性欲が強い人も多かったようですが。松平定信は虚弱体質…
体力がないと、愛人の仕事も続けられなかったはず。きっと、彼女たちにしてみたら、今の時代のように女性が職業を選択できる世の中は想像できなかったでしょう。
参考文献:女子のためのお江戸案内、春画と書き入れから見る吉原と江戸風俗
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