雪の日、お江戸の人はどうしてた?浮世絵で江戸時代にタイムトリップ:パート1:2ページ目
家の庭で雪遊び
今度は家の庭。
「母ちゃん見て見て!」「あら可愛い犬ね」「ほら、坊が目の玉を書き入れるのよ」女の子が弟を指差してくすくす笑っています。「まぁ、坊ったら、職人のお父っつぁんに似て凝り性だねえ」・・・。庭の雪で犬のかたちの雪像をこしらえて喜ぶ子供たちと母親の会話が聞こえてくるようです。
和歌は、「あとつけぬ 程をも見せん 庭の雪 人もとふまで 消ずもあらなん」。鎌倉時代の新後撰和歌集からの出典です。