日本の布にもう一度命を吹き込む。「着物リメイク」と聞いて何を連想しますか?:3ページ目
着物リメイクで大事にしたいこと
着物リメイクをする場合いくつか注意すべき点があります。限られた着物地幅でリメイクするには想像力を膨らませて、デザインをできるだけ再現可能な製図をして調整します。それが着物リメイクの醍醐味であり、またリメイクするときの命取りになる重要な部分でもあります。
- 着物地には制約がある
- 初心者は直線裁ちを生かせるデザインを選ぶ
- 独特な柄合わせを楽しむ
- シミや傷は工夫して素敵なアクセントに仕上げる
- コーディネートしやすいものを作る
- 着物リメイク上級者は個性派コーディネートを楽しむ
着物リメイクは、新しい命を吹き込む、全く違うものを作ることで、着物という生地の奥深さを新しい価値として創り変えるものです。実用性や利便性または着付けができないなどの理由で、着物を着なくなった現代。我が国の高度成長期がすぎたころに再利用、リサイクルという語が使われてきました。消費する世の中から、古来からあるものを大切にすることが、おのずと注目されるようになったのです。現代ではそこから着物リメイクというものが誕生したのではないでしょうか。
お手元に着なくなった着物をお持ちではありませんか?着物リメイクで美しい日本の布にもう一度、命を吹き込んでみてはいかがでしょうか。
写真提供協力:博多浪漫着物服(はかたろまんちか)、着物リメイクのお店 カナタツ商店、着物に新たな命を吹き込む mana kaban(マナ・カバン)