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いつの時代も酒は欠かせない…江戸時代はどんなところで酒を楽しんでいたの?:2ページ目
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家で飲むなら?
外で飲むのもいいけど、呑兵衛はまだまだ飲み足りないわけで。そうなると家でも飲むことになります。外で飲むより断然安上がりということもあり、自宅に客を招いて飲む人もいたそう。
当時は、酒と言えば、蒸した米に麹と水を加えて発酵させて醸造させたアルコール飲料のことでした。醪(もろみ)をこして透明にしたのが清酒」で、こさないままの濁ったままのものが「濁り種」または「どぶろく」です。現代のようにビールやワイン、ウィスキーなどの選択肢はありませんでした。
当時は、店でも家でも高い食卓を使いませんでした。酒をメインにした酒宴では、酒器や食器をのせた盆を畳の上や自分の横に直置きします。現代の私たちからしてみると、高さがないので飲み食いしにくいのでは…と思うほどですが、大名家の酒宴でも料理をのせる盆が、お膳のようなやや高い台になるくらいでした。
酒を飲むときのスタイルは今と違っても、酒が大好きなのは同じです。二日酔いのときは、酒を飲んで再び酔った状態にする迎え酒をする人も多かったとか。もしかしたら、江戸時代の方が呑兵衛はたくさんいたのかもしれませんね。
参考文献:「実見江戸の暮らし」石川英輔 講談社
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