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秋の味覚といえばイモ!「芋=サツマイモ」は幕末期から定着。江戸っ子も大好物でした:2ページ目
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焼き芋屋さんも大盛況!
当時、焼き芋の町として有名だったのが、日本橋の堀江町です。ここには焼き芋屋がたくさん集まっていました。悩みは、焼き芋が売れない夏です。そこで夏には団扇を製造・販売して、これも堀江町の名物に。
秋になると、八里半、十三里…などのいろんなのぼりが立ちはじめます。八里半というのは、九里つまり栗の美味に近いということ、十三里は栗より四里も旨い、というシャレです。江戸らしいですね。
そして月見のときにも、芋の出番です。8月15日夜は、新芋を皮つきのまま茹でた衣被ぎを月にお供えし、9月13日夜は栗や枝豆をお供えする習慣がありました。その習慣にちなみ、8月は芋名月、9月は栗名月や豆名月と呼ばれていたとか。芋は、江戸時代の人気食材で、庶民の食卓にもよく登場していました。
ただ繊維質が豊富なので、お腹いっぱいになると、ついつい出てしまうことも。新妻はそれを心配して、食べたいんだけどどうしよう…とためらっていたようです。ただそれも新婚のうちだけ。夫婦として過ごす月日が長くなると、亭主の前だろうが気にせずパクパク芋を食べていたそうな。好物を我慢したらストレスの元ですからね。美味しい芋は我慢せず、豪快に♪
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