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そうだったの?江戸時代 江戸吉原は年中行事だらけ!出費が倍になる?紋日(もんび)は遊女も客も大変

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出費が倍になるイベントって!?

紋日(もんび)も、吉原のメイン行事の一つです。この日は、遊女の揚代や食事、宴会代、祝儀などを通常の倍払わなければいけませんでした。遊女は豪華な衣装を身に纏うので、遊廓内はいつもにまして華やかだったことでしょう。

儲けが倍になるのは店にとっては何かと助かるからか、はじめは年25日くらいだった紋日が、享保(1716~36)の頃には、なんと85日くらいも増えたそう。この紋日は、遊女も馴染み客に来てもらおうと必死です。とはいえ、客だって紋日のたびに足を運んでいたら、割増料金に出費がかさんでしまって悩ましいところでした。

一年で最初の紋日にあたるのが1月2日。5月5日の端午の節句、7月7日の七夕、9月9日の菊の節句の日など、また紋日?というほどしょっちゅう設定されていました。華やかなイメージの吉原のイベントですが、遊女たちにとっては浮かれ気分ではいられず、どんどん増えていく紋日に悩まされていたのかもしれません。

参考文献:大江戸探検隊(2003)大江戸暮らし田中香織(2002)『お江戸吉原草紙』

 

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