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クーラーも扇風機すらもない江戸時代、どうやって暑い夏をのりきっていたの?:2ページ目
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夏の食べ物といえば?
夏にちなんだ食べ物だったら、西瓜や桃などの水菓子売り、冷や水売り、ところてん売りなど。当時の冷や水はお椀の水に白玉と砂糖を入れていたので、白玉水売りという別名もあったとか。
ユニークな物売りでは、定斎屋(じょうさいや)なんていうものも。これは、暑気除けの腹薬売りのことです。そして彼らは日除け傘を被ることなく、日向ばかり歩いていたんだとか。この薬を飲んでいれば、どんなに暑くてもへこたれることもないですよという、デモンストレーションだったのでしょう。
五感をフルに活用して涼んでいた江戸っ子たちは、暑い夏を楽しむために様々な工夫を凝らしていました。当時より数度は気温が上昇しているといわれる現代でも、江戸時代の知恵を取り入れながら夏を楽しみたいですね。
参考文献:
- 金嶽 宗信(2014)『品のある人をつくる、美しい所作と和のしきたり』永岡書店.
- 竹内誠(2013)『春夏秋冬 江戸っ子の知恵』小学館.
- 大江戸探検隊(2003)『イラスト図鑑 大江戸暮らし―武士と庶民の生活事情』.
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