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そうだったの?江戸時代 江戸時代に花開いた浮世絵の世界、その始まりはどんなものだったのでしょう?

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美人画の変遷

この錦絵を先導した絵師といえば、鈴木春信。彼が描く女性は、華奢なのが特徴でした。明和(1764~72年)から安永初期(1772~1781年)に描かれる美人は、鈴木春信風が定番に。さらに天明期(1781~89年)に代表的な絵師だった鳥居清長は、長身でプロポーションが良くやわらかな面差しの美人画が特徴。

春信没後は、礒田湖龍斎(いそだこりゅうさい)に引き継がれ、彼は肉感的で面長な美人画という新たな流行を作り上げました。時代と共に、春画に描かれる美人も変化していきます。浮世絵を通して、当時の暮らしを垣間見てみませんか?

参考文献:彩色江戸の暮らし事典 双葉社

 

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