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着物はとことん着まわす!お金をかけない、江戸時代の徹底したリサイクル魂:2ページ目
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一枚の着物をとことんリサイクル
古着を買ったら、大事に大事に使います。何度も洗い張り(※)して、仕立て直し。さらには子ども用の着物にリメイクして、ボロボロになったら赤ちゃんのおしめにします。これだけでも充分元がとれたでしょ!と満足してしまいそうですが、リサイクルはまだまだ終わりません。雑巾や下駄の鼻緒にして、最後にはボロとして売り払います。
徹底した3R精神、現代の私たちが真似をするのは正直難しいけれど、モノを大事にする気持ちは見習いたいものです。消費するだけでなく知恵を絞っていた、江戸時代の庶民は、「暮らし上手」という言葉がぴったりですね。
※洗い張り…着物の縫い目をすべてほどいて洗ってから、しわを伸ばして乾かす。糊付けした布地を広く平らな板に張り込む板張りという方法が手軽と言われていた。明治時代には専用の張り板が普及したけども、それまでは戸板を使って洗い張りを行っていたそう。
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