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地震が発生した日は860日以上!江戸時代から地震に悩まされる日本…:2ページ目
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3度目の地震ピークは40年以上も続いた
最後のピークは、文化9年(1812)~安政2年(1855)。安政元年(1844)から立て続けに、容赦なく地震が発生します。まず、安政元年(1844)11月に安政東海地震(M8.4)が発生し、津波が発生。それから僅か32時間後に安政南海地震(M8.4)が発生し土佐で津波の被害大、そして翌年の安政元年(1845年)10月に安政江戸地震(M7~7.1)が発生。江戸市中で大火、特に江戸最大の遊郭・新吉原が悲惨だったそう。
新吉原で死亡した人のうち、約8割が女性だったとのこと。つまり遊女ということです。どうしてかというと、町の構造に一因あるようです。新吉原の周囲は幅5間(約9m)のお歯黒どぶという堀割に囲まれていました。緊急時用に跳ね橋は設けられていたけど、この肝心なときに限って上がっていなかったとか。さらに、唯一の出入り口だった大門が延焼したので、遊女たちは逃げるにも逃げられなかったのですね。
立て続けに大地震があったのにかかわらず、新吉原ではなんと安政4年(1857)には完全復興したというから凄いですよね。全国各地から援助金や物資が送られたおかげで、江戸も無事に復興景気で大いに潤うことができたそう。江戸の人々から学ぶことはまだまだありそう、そう実感しました。
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