美しすぎる土偶!魅力的なボディーライン「縄文の女神」と評される国宝土偶が特別公開
近年、メディアでは「美しすぎるナントカ…」といフレーズがよく使われたりしますが、Japaaanとしては今回紹介する「美しすぎる土偶」推しです。
縄文時代の造形物を代表する土偶。その造形は現代人からするととても不思議な形をしていて、魅惑的・妖艶といった感覚を覚えることも。
今回特別公開されることとなった山形県舟形町の西ノ前遺跡で出土した国宝土偶はその美しいスタイルから「縄文の女神」と評されています。
魅力的なボディラインはまさに「美しすぎる土偶」。
縄文の女神は平成4年8月に発見された土偶で、最初は左足、腰、頭、胴、右足など5つに割れた状態で出土しましたが、復元した結果高さ45cmで日本最大級の大きさの土偶ということがわかりました。約4500年前の縄文時代中期のものとみられており、八頭身の均整のとれた姿がとっても魅惑的ですよね。
そして縄文の女神が2016年3月23日(水) ~ 4月17日(日)の期間、東京国立博物館で特別公開されることになりました。
特別展示では縄文の女神の他にも西ノ前遺跡で出土した41個もの土偶残欠も展示されます。これらの土偶は全て国宝に指定されていますが、国宝指定後に山形県外で公開されるのはこれが初めて。
会場は本館特別4室で、総合文化展観覧料の一般620円(前売り:520円)で観覧することができます。
東京国立博物館では2016年3月23日(水)から日本近代絵画の巨匠 黒田清輝の展覧会「生誕150年 黒田清輝─日本近代絵画の巨匠」も開催されますので合わせて観覧してもいいかもしれませんね。
東京国立博物館 – 展示 日本美術(本館) 特別公開「国宝土偶 縄文の女神」
画像出典: 縄文の女神ホームページ