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ただの宗教伝来じゃない!「仏教」が渡ってきた本当の目的は“兵力”の要請だった?

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百済と倭の関係

ここで一つの疑問が出てきます。百済にとっても貴重だった最新の文化や知識、技術を、なぜ倭へ伝えたのでしょうか。

その理由を考える手がかりになるのが、五三八年ごろの朝鮮半島の情勢です。

当時、朝鮮半島では高句麗・百済・新羅の三国が鼎立し、覇権を争っていました。五三八年には百済は新羅から攻撃を受け、その影響で都を移しています。

つまり、百済にとって軍事的に厳しい時期だったのです。

この時代は武器の殺傷力が現在ほど高くありませんでした。そのため、百済も軍事的な援助、とりわけ兵力を必要としていました。

ここで重要になるのが、朝鮮半島から少し離れた倭の存在です。文化の面ではヤマト政権は朝鮮半島より後進的だったとされますが、軍事力は強かったと考えられています。そして、百済はその兵力を欲しがっていたのです。

もちろん、仏教を伝えた目的が援軍の要請だけだったと断定することはできません。

しかし、仏教伝来と百済の軍事的な苦境が時期的に重なっていることは重要です。

3ページ目 仏教伝来に秘められた外交・政治的意図とは

 

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