『豊臣兄弟!』鯉に毒は本物?武将たちはどこにいた?本能寺の変の生還者たち…第27回の気になる描写を考察:3ページ目
鯉に毒は入っていた?
劇中では鯉料理に盛られた毒を徳川家康が見抜き、光秀が信長にリンチを受けています。
この失態により光秀は饗応役を解かれ、秀吉の援軍として中国戦線に派遣されることとなったのでした。
この「魚料理に問題があった」という描写は『川角太閤記』が元ネタで、魚が腐っていたと信長が言いがかりをつけています。
……夏故用意のなまざかな、殊の外さかり申し候故、門へ御入被成候とひとしく、風につれ悪き匂い吹来候……
※『川角太閤記』より
【意訳】夏のことだったので、用意していた鮮魚が傷んでしまい、門へ入ると同時に風に乗って悪臭がただよってきた。
その後さまざまな創作が加えられ、例えば近江名物の鮒寿司(ふなずし。美味だけど匂いが強い郷土料理)にアレンジされていました(1996年『秀吉』)。
逆に京風の上品な味つけにしたことで不興を買ったとする作品(2014年『軍師官兵衛』)もありますが、毒が盛られていたというのは珍しいアレンジでしょう。
