朝ドラ【風、薫る】史実ではりんの妹と結婚…槇村宗一(上杉柊平)のモデルとされる川原健二郎の実像:2ページ目
槇村宗一は安定した職業で高収入?
川原健二郎が、実際にはどのような職業に就いていたのかは定かではありませんが、ドラマの中では「東京府の役人で会計課務め」という設定です。
東京府とは、明治4年(1871)から昭和18年(1943)まで実在した役所で、現在の東京都にあたります。つまり、宗一は「東京都庁に勤務する公務員」に該当するでしょう。
明治時代、県の役人の平均月棒例は役職によりますが、吏員・雇・書記など下級役人で16.5円〜、技師・技手・工師・工手などの技術系役人で29.2円ほどだったそうです。(明治40年の高知県の役人の月俸)
明治時代の「1円」は庶民にとって現在の3万円とも言われているので、仮に宗一が下級役人だとしたら、月収49.5万円ほど(あくまでも推測ですが)。しかも安定している職業です。
身なりも上質なスリーピーススーツで、「舶来の筆(万年筆か?)を購入したい」というほど金銭的に余裕のある生活をしていると思える宗一。安は、宗一のルックスに一目惚れしたようですが、母の美津にとっては、「娘が嫁いだら安定した生活が送れそう」という計算が即座に頭の中で成立したのでしょう。
美津は、姉のりんがDVマザコン夫と結婚しハラスメントの日々に我慢した上に離婚。シングルマザーとして苦労しつつ、トレインド・ナースという職業で自立しようと頑張っている姿をずっと見守っています。せめて、妹の安には苦労させたくないのが親心。
この、登場したばかりなのに一ノ瀬家の期待を一心に背負った槇村宗一(本人は全然気が付いてませんが)、今後の安との展開が楽しみです。
