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海なし県・山梨が“寿司王国”だった意外な理由…江戸時代の「魚の道」と甲州寿司の謎

海なし県・山梨が“寿司王国”だった意外な理由…江戸時代の「魚の道」と甲州寿司の謎:2ページ目

 
2026/06/09

保存する工夫・技術を持っていた寿司屋

そして、魚を酢で〆たり、漬けにしたりして、生の状態に近い魚を味わうための技術を持つ存在として、寿司屋が重宝されたとか。そのため、山梨県には寿司屋が多くあるのだそうです。

山梨ならではの食文化「甲州寿司」・「無尽」とは

山梨ならではの食文化のひとつとして「甲州寿司」があげられます。一般的な江戸前寿司と比べて、大きいのが特徴。「煮切り」と呼ばれる甘い醤油を塗って食べるのですが、これは、「味が濃くて甘い醤油を使って、鮮度が落ちつつある海産物をおいしく食べよう」という先人たちの知恵なのです。

もうひとつ、「無尽」という文化もユニークです。山梨では、大人が数人で集まって飲食する「無尽」が行われていました。ルーツは室町時代ごろまでさかのぼるとされ、もともとは金銭などの融通を目的とした住民の相互扶助組織でしたが、現代では飲み会など交流の場といった側面が大きいです。

この無尽の会場として、お寿司屋さんが選ばれてきたというのです。このことから、山梨県のお寿司屋さんの多くは、広い座敷席があるといいます。

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