『豊臣兄弟!』父の仇は討てたのか?銭50貫と草鞋の意味…第4回「桶狭間!」伏線と重要ポイントまとめ:2ページ目
ついに桶狭間!合戦の様子について
「狙うは義元の首、ただ一つ!」
「乱取りはするな。生きて帰った者には、この信長が必ず報いる!」
……ということで、全軍奮い立って今川の本陣に突撃したのですが、違和感を覚えました。信長以下、将クラスの者たちが全員下馬した状態で戦っているのです。
近年「戦国武将たちは馬を移動にのみ用いて、戦闘時は必ず下馬して戦った」といった言説を見聞きしますが、必ずしもそうではありませんでした。
今回のように、とにかくスピード勝負の強行突破であれば、軍馬の損耗をいとわず義元目がけて突っ込むのが常道ではないでしょうか。
現実的な話をすれば、騎馬戦を演じるだけのリソースが割けなかっただけかも知れませんが……ちょっと騎馬戦も見たかったなと思ったのでした。
「戦国時代の騎馬合戦は絵空事」説に異議!武士らしく馬上で武勲を立て「槍大膳」と称された武将【上】
城戸小左衛門の最期
初登場から憎々しさを全身で熱演し、視聴者のヘイトを溜めに溜め続けた城戸小左衛門(加治将樹)。藤吉郎から言われるまでもなく、あの顔を忘れる視聴者はいなかったことでしょう。
桶狭間の決戦直前でも、藤吉郎にインチキ賭博を仕掛けて身ぐるみを奪い(結局突き返されたからよかったものの……)、窮地の豊臣兄弟を救った?かと思いきや……。
「(手元が狂って)討ち損じたか」
実は小左衛門の方も、藤吉郎らを殺そうと狙っていたのですね。さんざん大暴れした後なので、疲れて手元が狂ったのでしょうか。
この野郎……と思った次の瞬間、小左衛門に流れ矢が当たり、あっけなく討死してしまいました。
「許してやったのに、勝手に死ぬな!」
とは勝手な言い草ですが、これで亡き父・弥右衛門(小林顕作)の仇は討てた?のでしょうか。
『豊臣兄弟!』あれは不穏な伏線!?藤吉郎に容赦ない稽古をつけた城戸小左衛門の正体と今後の展開
見届けたかった義元の最期
今回の桶狭間で、最も残念?ポイントは「海道一の弓取り」と謳われた英雄・今川義元の最期が見届けられなかったことです。
劇中に槍を取りながら話をしていた服部小平太(角屋直)と毛利新介(永田崇人)こそ、義元の首級を上げた功労者でした。
服部小平太が一番槍をつけ、毛利新介が義元の首級を掻き切る場面は、皆さん見届けたかったのではないでしょうか。
……服部小平太義元にかゝりあひ膝の口きられ倒伏毛利新介義元を伐臥頸をとる……
※『信長公記』首巻廿四「今川義元討死之事」
ただ本作は小一郎と藤吉郎の視点で描くものですから、近くにいなかった(迫れなかった)であろう義元の最期を描くのは、不自然だったかも知れませんね。
なお服部小平太と毛利新介はその後も活躍するので、今後も期待しましょう。





