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「豊臣兄弟!」直の言葉の真意、藤吉郎はなぜ撃たせた?斬新すぎた草鞋の逸話…第3回放送を考察

「豊臣兄弟!」直の言葉の真意、藤吉郎はなぜ撃たせた?斬新すぎた草鞋の逸話…第3回放送を考察:4ページ目

直「下剋上に魅せられたんじゃ」彼女の真意は

信長に殴られ、城戸小左衛門に殴られ……まったく散々な小一郎ですが、早くも侍の道を諦めて、直に「中村に帰ろう」などと言い出しました。

一体何を言っているんでしょうか。駆け落ち同然に飛び出してきた中村へ帰れば、坂井喜左衛門(大倉孝二)が黙ってはいないはずです。

侍になるのは何のためだったのか。自分たちを虐げ続けた者たちを見返すためではなかったのか。それは百姓のままでは成し得ない「下剋上」に他なりませんでした。

「小一郎は、下剋上に魅せられたんじゃ」

下の者が、上の者に打ち勝ち、しのいでいく。まさに戦国乱世の恐ろしさであり、また魅力でもあります。

既得権益が脅かされ、社会秩序が崩壊している。社会が破壊と再生を繰り返す中で、今戦わねば、これからも搾取され続けるばかりでしょう。

かくして目を覚ました小一郎。しかし直の言葉には、別の真意も感じられました。

清州へ行こうと決意したのは藤吉郎の言葉がきっかけ。清州についても藤吉郎とばかり一緒。自分は寧々の侍女として押しつけられ、そして藤吉郎が帰れと言えば帰ろうとする……そんな小一郎に、苛立っていたのかも知れません。

なぜなら、直自身はそんな小一郎にすべてを賭けたのですから。自分は小一郎の許婚であり、二人の意志で未来を切り拓いて生きたかったのでしょう。

知恵はあるし機転も利くけど、まだ覚悟が足りていない小一郎。自分の意志で自分の人生を切り拓けるよう、今後の成長に期待したいですね。

直の真意をどこまで理解しているかはともかく、小一郎は戦いの場へと返り咲いたのでした。

5ページ目 松平元康「大高城の兵糧入れ」

 

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