渋柿も甘くなる!?甘柿と渋柿の違いって何?柿の種類と味が変わるメカニズムまとめ:2ページ目
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渋柿も甘くなる!?
渋柿も、そのまま熟すまで放っておくと甘くなり、最終的にはドロドロのゼリーのような状態になります。なので、なっている木から人が渋柿を食べたくない場合は、濃い色になり触って柔らかくなっていれば、ほぼ甘くなっていると思って間違いないでしょう(腐っているかは自己責任で判断してください)。
甘くなる渋柿には「平核無(ひらたねなし)」という代表的な品種があり、種がなくて平たい四角い形が特徴。
脱渋処理をすると甘くて果汁が多くなめらかな食感になり「庄内柿」「おけさ柿」「八珍柿(はっちんがき)」など産地で異なる名前で呼ばれます。新潟県が主な原産で、10~11月頃に収穫され、干し柿にも適しています。
甘柿の原種は?
現在は1000品種以上ある柿。日本最古の甘柿の原種は、鎌倉時代に神奈川県で発見された「禅寺丸柿」といわれています。現在の川崎市麻生区の王禅寺(おうぜんじ)の山中で発見されたのでこのような名前になったとか。
名前が渋可愛い!
ちなみに禅寺丸柿は不完全甘柿。熟すと果肉に「ごま」と呼ばれる黒い斑点(タンニン細胞)ができてその部分が甘くなり、種がないと渋が残るのが特徴。江戸時代から多摩丘陵地帯で栽培が広まりました。
最近では「富有」など別品種に押されてめっきり流通しなくなってしまいましたが、現地ではまだ食べられるようです。
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれ、2日酔いや、生活習慣病、がん、美肌、風邪予防などなど効果がうたわれています。
せっかくの素晴らしい果実なので、来年からは熊に食べられる前に地域で協力して収穫したり、積極的に購入して食してみてはいかがでしょうか。
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