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『豊臣兄弟!』藤吉郎と小一郎の初恋の結末…史実から直(白石聖)と寧々(浜辺美波)の真逆の運命を辿る

『豊臣兄弟!』藤吉郎と小一郎の初恋の結末…史実から直(白石聖)と寧々(浜辺美波)の真逆の運命を辿る:3ページ目

小一郎が「素の自分」に帰れる相手

直は、秀長の野心を煽り出世へのモチベーションをあげるタイプではありません。むしろ、秀長が「何者でもない素の自分」でいられる時間を与えてくれる存在だったのではないでしょうか。

戦国という苛烈な時代において、直と過ごす時間は小一郎にとって何より貴重な安らぎだったでしょう。

けれども史実でも、秀長は「」(※智雲院とも)という女性と一緒になります。実際、出自などの詳細は謎に包まれているのですが、ドラマの公式サイトの紹介文では、

〜小一郎の正妻。のちの慈雲院(じうんいん)〜
激動の時代をたくましく生き抜き、やがて兄嫁の寧々とともに豊臣兄弟を支える存在となる。夫の秀長が大和国の統治を任されると、ともに大和郡山城に入り、夫の晩年まで連れ添う。

とあります。

かたや直は、

〜小一郎の幼なじみ“初恋のひと”〜
小一郎と藤吉郎の故郷である尾張中村の土豪の娘。小一郎と同い年の幼なじみ。男勝りな性格だが、小一郎のことをひそかに慕っている。乱世に翻弄される悲劇のヒロイン。

最後の「乱世に翻弄される悲劇のヒロイン」の一文が気になりますね。いずれにしても、小一郎と結ばれることはなさそうです。

兄を支え豊臣家を盤石なものにするために、自身の人生を捧げていく小一郎は、個人的な恋を優先する余地はほぼなかったのかもしれません。

けれども、直との初恋があったからこそ、秀長となっても人の心の機微に敏感であり続け、権力に溺れることなく理性的な立場を保てたとも考えられます。

4ページ目 “戦国のファーストレディー”として上り詰めていく寧々

 

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