「豊臣兄弟!」小一郎はなぜ藤吉郎を恐れた?信長お忍び現場作業!テンポの良さに期待大の第1回を考察:3ページ目
「自分の道は自分で切り開く」信長との出会い
道普請の現場で黙々と働いていたほっかむりの男。道を整備したら敵が攻め込んでくるではないか……無駄口を叩く小一郎にビンタ?を食らわせていました。
まさか信長がお忍びで現場作業員に扮していたとは……さすが「うつけ」と呼ばれるバイタリティとフットワークの持ち主と言ったところでしょうか。
「道があれば、敵に先んじて攻め込める」
「自分の進む道は自分で切り開く」
待っていても攻め込まれるだけ、ならばこっちから積極的に攻め込み、求めるものを手に入れよう。こうしたアグレッシブな心意気は、現代を生きる私たちにとっても大切だと思います。
一方でイメージどおりの苛烈さも備えており、戦国乱世の先駆者として、小一郎に道を示す存在となるのでしょう。
参考記事:
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厠で語る藤吉郎の夢
藤吉郎に盗みの容疑がかけられ、真犯人を捕えねば柴田勝家(山口馬木也)に首を斬られる……小一郎と二人で丹羽長秀(池田鉄洋)に進言して警備を固めさせ、自分たちは厠(かわや。トイレ)で待ち構えます。
「兄者は偉くなってどうするんじゃ」
小一郎の問いに、藤吉郎は夢を語りました。まずは家族を腹いっぱい食わせたい。もっと偉くなったら村のみんなを、もっともっと偉くなったら……どこまでも夢は広がりますが、広がりすぎて自分でも訳がわかりません。
しかし本音は、もうみんなからバカにされたくない、嫌われたくない。感謝してもらいたい、よくやったと褒めてもらいたい……そんな無邪気でささやかななものでした。
「ありがとう。藤吉郎、よくやった」と言われたい。
藤吉郎のこの言葉、最終回近くに出て来るのではないでしょうか。


