「豊臣兄弟!」小一郎はなぜ藤吉郎を恐れた?信長お忍び現場作業!テンポの良さに期待大の第1回を考察:2ページ目
争いを好まず、知恵で解決を図る小一郎
のっけから喧嘩していた玄太(高尾悠希)と信吉(若林時英)。貸した種もみを返さないから粗朶(そだ。焚き木)を盗んだ……まったくどっちもどっちですね。
小一郎は「無理に種もみを返してもらうより、むしろもっと貸して収穫で返してもらったらどうだ」と提案。これで一件落着しました。
また道普請の最中に土砂崩れが起きた際は、冷静に状況を判断して見事に復旧。お忍びで現場に来ていた信長から評価されています。
ただし戦が始まると物盗りに加わりたくないと嫌悪感を示したり、坂井喜左衛門(大倉孝二)の館へ野盗が乱入した際も積極的に戦いたくない素振りを見せたり、争いごとは好まないようでした。
持たざる者が争いを好めば、待っているのは身の破滅です。小一郎も藤吉郎も、そうした生存本能が働いていたのでしょう。
しかしこの二人は、間もなく望まない争いの坩堝に巻き込まれていくことになります。
小一郎の家族たち
小一郎は母のなか(坂井真紀)と、姉とも、妹あさひの4人で暮らしていました。
- なか:おっとりとして、子供たちを溺愛する慈母のイメージ。後の大政所。
- とも:そんな母を見ているせいか、気丈に一家を支える姉。後の日秀尼。
- あさひ:母のおっとりした性格を受け継いだ、明るい妹。後の駿河御前。
なお父・弥右衛門(やゑもん)は既に故人。本作では継父・竹阿弥(ちくあみ)は登場しないようです。
劇中では「汚い醜女(しこめ。ブス)」ということで暴行を免れた母娘たちでしたが、このレベルで醜女だと思うのなら、彼らはよほど目が肥えていたのでしょうね。
余談はともあれ、今後も彼女たちの活躍を楽しみにしています。

