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「豊臣兄弟!」小一郎はなぜ藤吉郎を恐れた?信長お忍び現場作業!テンポの良さに期待大の第1回を考察

「豊臣兄弟!」小一郎はなぜ藤吉郎を恐れた?信長お忍び現場作業!テンポの良さに期待大の第1回を考察:4ページ目

横川甚内は密偵だった?

盗人を追っていたら、現れたのはいつも親切にしてくれる横川甚内(勝村政信)。まさか美濃の斎藤義龍(DAIGO)と通じていようとは思いませんでした。

「見回りであれば(怪しまれないよう)なぜ灯りを持っていない?」

ここでも小一郎の洞察力が冴えを見せて、情報漏洩を未然に防いだのです。

かくして上洛していた信長は難を逃れた……と思いきや、実は既に丹羽兵蔵(にわ ひょうぞう)が情報を掴んでおり、手柄は兵蔵に持っていかれてしまいました。

※この丹羽兵蔵のエピソードについては『信長公記』に記録(丹羽兵蔵御忠節の事)があります。

落胆する小一郎に対して、藤吉郎はめげません。手柄を立てたければ、誰よりも早く動け……信長の発した言葉が、後に藤吉郎をして「中国大返し」など、速さ勝負の活躍をなさしめたのでしょう。

なお横川甚内について、現時点で詳しいことはわかりません。創作人物なのか実在していたのか、引き続き調べていこうと思います。

小一郎はなぜ兄を恐れた?

横川甚内との斬り合いで血飛沫を浴びた兄に恐れを抱いた小一郎は、やはり武士になどならぬと清州を去りました。なぜ小一郎は藤吉郎を恐れたのでしょうか。

考えられるのは「いつか自分もこうなってしまうのではないか」という恐怖です。眉一つ動かさず、返り討ちとは言え、冷徹に恩人を斬ってしまえる兄のように。

まったく似ていないようで、そこかしこに共通点がある小一郎と藤吉郎。女が好きでお調子者、知恵と速さが身上で、争いごとは好まない。

好む好まざるにかかわらず、武士として生きて行くには、冷徹にならねばなりません。まして苛烈な織田家中ならなおさらです。

劇中では「ただの足軽」に過ぎない藤吉郎ですが、ここに武士と非武士の明確な違いが浮き彫りになっていました。

ここで引き返さなければ、修羅の道を進むことになる……実に懸命な判断ながら、小一郎はどういう訳か修羅の道へ引き戻されてしまうのです。

第1回放送「二匹の猿」全体的な感想

3年ぶりの戦国作品ということで、楽しみにしていた「豊臣兄弟!」。しかし一方で「また秀吉がらみか」「他の戦国大名や武将もとりあげて欲しい」……という食傷気味な思いも正直ありました。

しかしいざ始まってみると、テンポがよくて飽きさせず、またキャラクターの個性がわかりやすく楽しめます。

冒頭に30年後の「栄華」を見せてから、貧しい青年時代にさかのぼるという趣向も嫌いではありません。

OPは戦国時代の昂揚感を表現する映像とBGMで楽しませてもらいました。細かな演出や工夫については、繰り返し見ていくうち鮮明になっていくことでしょう。

第2回「願いの鐘」では、皆さんお待ちかね?の桶狭間が予想されます。尾張中村に戻った小一郎は、直(白石聖)とどんなやりとりを交わし、修羅の道へと戻っていくのか……これから一年間、みんなで一緒に楽しんでいきましょう!

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