迷った時はこう覚える!雨の擬態語「ぽつぽつ・ぱらぱら・しとしと・ざあざあ」の使い分けを解説:2ページ目
「ぱらぱら」 小雨でも、もう「降っている」雨です
「ぱらぱら」は、雨粒が散りながら当たってくる感じです。ぽつぽつより頻度が高く、軽い音が続きます。これが地味に厄介で、たいした雨じゃないと思っていると、気づけば肩が濡れています。
似合う場面は、こんなときです。
小雨がしばらく続いている
窓や葉っぱに軽い音が当たり続ける
傘を差すかどうかの迷いが減ってくる
上着がじわじわ湿ってくる
例文です。
「窓に雨がぱらぱら当たって、教室が少し暗く見えました。」
同じ小雨でも、「降り始め」より「続いている感じ」が出ます。
「しとしと」 静かなのに、気づけば濡れる雨です
「しとしと」は、音がうるさくないのが特徴です。なのに、濡れます。しかも、わりと確実に。
雨粒が細かく、空気全体が湿っていくような雨です。朝から夕方まで続いて、気分まで少し重くなることがあります。
似合う場面は、こんなときです。
空が低く、景色がぼんやり見える
弱い雨が長く続く
髪や袖がじわじわ湿る
傘を差しても、なんとなく湿気がまとわりつく
例文です。
「朝から雨がしとしと続いて、靴下まで冷たくなりました。」
しとしとは、雨の量よりも、湿り気と時間の長さを伝える言葉です。
3ページ目 では、「ざあざあ」 は?使い分けに迷ったとき