山形県のお正月を彩る伝統和菓子「初飴(はつあめ)」とは?あの戦国武将との深い関係も:3ページ目
伝統と革新的フレーバー
山形県内では、毎年十二月の下旬になるとスーパーマーケットの店頭にも初飴が並び始めます。正月の欠かせない風景として完全に定着しています。
特に初市の会場で販売される飴は格別で、「初飴といえば初市で買うもの」というこだわりを持つ人も少なくありません。
この初飴文化は、他県には見られない山形独特のものです。
紅花という特産品への祈りから始まり、現在は無病息災、商売繁盛、家内安全を願う縁起物として、その役割を変えながら受け継がれてきました。
とはいえ、伝統を守りつつも、新しい風を取り入れているのが現在の初飴の面白いところです。
例えば初飴の製造販売で有名な大山製菓の初飴を見てみると、その種類の豊富さに驚かされます。
抹茶やごま、紅白、あんこ、きなこといった定番の味はもちろんですが、バナナやいちごミルク味といった子供が喜びそうなものまで揃っています。
さらにユニークなのが、初市限定のフレーバーです。
抹茶ミルクやブルーベリーヨーグルト、梅干し味、そしてなんと激辛のハバネロ味まであるというのですから、もはや単なる伝統菓子の枠を超えています。
これだけ多様な味が楽しめるのも、長い歴史の中で人々の好みに合わせて工夫を重ねてきた結果なのでしょう。
参考資料:
日本遺産「山寺と紅花」
VISIT YAMAGATA
山形観光 見聞録
