闇堕ちしてしまった誰袖

自害を図る誰袖だったが……。NHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」公式サイトより。

意知の後を追おうと一度は自害を試みた誰袖ですが、やはり怖くて踏み切れません。

そこで、亡き政言はじめ佐野一族を呪い殺す儀式を始めました。

……向こうは血花にさかすぞちらちらそわか
四方さんざら　みじんと乱れやそわか
血花にさかすぞ　ちらちらそわか
向こうは血花にさかすぞちらちらそわか
血花にさかすぞ　ちらちらそわか
四方さんざら　みじんと乱れやそわか
向こうは血花にさかすぞちらちらそわか
四方さんざら　みじんと乱れやそわか
向こうはさんざらちらちらそわか……

※劇中より。

こんなの一体どこで覚えて来たんでしょうね。急遽聞き回ったのか、あるいはかつて悪いお客が教えたのかも知れません。

図太さと愛嬌が服を着て歩いていたような彼女の鬼気迫る姿に、さすがの志げ（山村紅葉）も泣き崩れてしまいます。

花雲助（意知）が生きていたら、ずっと笑顔だったはずなのに……彼女の姿に、蔦重は「仇討ち」を決意するのでした。

4ページ目 『手拭合』とはどんな本？ 〜 消息を絶った平秩東作