
蔦屋重三郎や浮世絵の基礎知識コラムも!浮世絵の入門書『クイズで学ぶ浮世絵入門』が発売
大河ドラマ「べらぼう」をきっかけに、江戸文化や古典籍、浮世絵などに興味を持った方も多いかと思いますが、このほど、浮世絵の入門書『クイズで学ぶ浮世絵入門』が発売されました。
浮世絵は、日本国内だけでなく、世界的にも注目を集める日本文化として親しまれていますが、構図や色彩の美しさはもちろんのこと、生きることを謳歌する江戸庶民の文化を映し出すメディアとして読み解くと、鑑賞の楽しみはさらに増します。
ジャンルや絵師ごとに作品の見どころや背景を知り、テーマに沿って問いに答えていくだけで、作品の謎解き方法や江戸時代の豆知識を楽しく学べて、浮世絵の世界をより深く知ることのできるのが、本書。

浮世絵の主題はブロマイド的な要素の美人画や役者絵、旅の情報を伝える名所絵、物語の英雄を描いた武者絵など多岐にわたります。一方で絵図による謎かけやシルエットクイズなど “遊び” にテーマを絞った作品や、幕府の圧政の風刺や動植物の擬人化などさまざまな工夫を凝らした戯画や時事報道の表現はユーモアが光ります。

ジャンルごとに人気を博した絵師のコーナーも設け、有名絵師8名(鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川国貞、歌川国芳、葛飾北斎、歌川広重)の作風にも注目します。
敏腕出版プロデューサー・蔦屋重三郎や浮世絵についての基礎知識コラムも、もちろんクイズ仕立て。さらに理解を深めます。
國學院大學文学部教授・国際浮世絵学会常任理事の藤澤紫さんを監修に迎え、作品をじっくり見るとヒントがあるものから、雑学やひらめきで解くものまで、クイズは全82問。
版元、絵師、彫師、摺師たち匠の連携プレーが生んだ浮世絵版画の奥深さに唸りながら、この一冊を通して浮世絵の楽しみ方が、きっと広がるでしょう。
ジャンル別・絵師別に作品の見どころがわかる 楽しく脳活「クイズで学ぶ浮世絵入門」は、1,650円(税込)で発売中です。※電子版もアリ