「べらぼう」に登場する江戸時代の書物、赤本・青本・黄表紙や、絵草紙・戯作の違いをまとめ解説!:3ページ目
本の内容においての分類
・草双紙…主に女性や子ども向けの出版物で、さし絵と平仮名だけの画面構成からなる。ここから、青本、黄表紙と派生していった。
・絵草紙…青本・黒本・黄表紙など、絵入りの木版刷りの小冊子類。江戸時代の通俗的な読み物の総称。
・戯作…江戸時代の俗文学の総称で、読本(よみほん)・黄表紙・洒落本(しゃれぼん)・人情本の類を指す。
・読本(よみほん)…江戸時代の小説の一種。長編が多く、筋立ても複雑で、伝奇的・教訓的な内容の本を指す(例:南総里見八犬伝)。
・豆本…その名の通り豆の様に小さく、手のひらに収まる携行しやすいサイズの本のこと。短編小説、解説書
思い出しましたか? 意味が重複したり複合的な呼び方もあるので、混乱しますね。それでは、今後も楽しんでいきましょう。
参考:コトバンク、辞書大辞林など