
【べらぼう】「焦げくさくて飲めん!」日本人初?狂歌師・大田南畝によるコーヒーのレビューがこちら!:2ページ目
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『瓊浦又綴』の意味
瓊浦(けいほ)とは長崎を表す言葉で、古い美称「瓊浦(たまのうら)」が由来です。
瓊(たま)とは美しい宝玉、特に赤い宝石を意味します。
又綴(ゆうてつ)の又は再びを意味し、綴は文章を書き綴(つづ)り、書き上げた文章を冊子に綴(と)じる意味もありました。
要するに『瓊浦又綴』とは「続•長崎の思い出」と言ったところでしょうか。
※題名の解釈については諸説あるようです。
終わりに
今回は大田南畝が(日本人で?)初めてコーヒーを飲んだ体験記+αを紹介しました。その後、大田南畝はコーヒーの味に慣れたのでしょうか。
もし彼が現代のラテやカプチーノの味を体験していたら、どんな感想を述べるのか、想像してみるのも楽しいですね。
※参考文献:
- 大田南畝『蜀山人全集 巻3』国立国会図書館デジタルコレクション
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