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大河『べらぼう』に登場。喜多川歌麿の名作「寛政三美人」実在したモデルの正体は誰?

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寛政三美人のランキングは?

1位:難波屋おきた

2位:高島屋おひさ

3位:富本豊雛&菊本屋おはん

ここまで寛政三美人を紹介してきましたが、彼女たちのランキングが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あまり品のよいことではありませんが、あえて彼女たちに順位をつけるなら、上記のとおりかと思います。

まず入れ替わりされることがある富本豊雛&菊本屋おはんについては、3位タイとなるでしょう。

そして難波屋おきたと高島屋おひさの頂上対決ですが、こんな記述がありました。

「……隋身門前は(おきた目当ての)見物人混みあいて……(中略)……しかし、両国のおひさの前はさほどにはなかりき……」

※喜多村信節(のぶよ)『武江年表補正』より

【意訳】おきた目当ての客は混み合っていたが、おひさ目当ての客はそこまで混み合っていなかった。

言うまでもなく、この記述者が正確なデータをとっていた訳ではないでしょうし、日によってはおひさの店がより賑わっていたこともあるはずです。

しかしこういう記述が残っている以上、ここではひとまず軍配をおきたに上げておきましょう。

終わりに

今回は喜多川歌麿の代表作「寛政三美人」のモデルとなった女性たちを紹介してきました。

果たしてNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、彼女たちが登場する場面もあるのでしょうか。

その場合、誰が誰にキャスティングされるのかも楽しみですね!

※参考文献:

  • 山口桂三郎ら『原色浮世絵大百科事典 第7巻』大修館書店、1980年12月
  • 佐藤要人『繪本水茶屋風俗考』三樹書房、1993年10月
  • 金子光晴 校訂『増訂武江年表 2 東洋文庫 118』平凡社、1968年7月
 

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