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【万博の豆知識】日本美術が西洋を魅了!日本の万博 初参加は江戸時代、“あの国”で開催された150年以上前

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パリ万博がジャポニスムの契機となる

鎖国していたこともあり、それまでは日本の文化が世界に知られることはあまりありませんでした。そのため、日本からの出品物はめずらしがられ、人々の興味を引きました。特に、日本美術は大注目を集めました。

西洋美術はシンメトリー(左右対称)や遠近法などの技術を重視していましたが、日本美術はそれとはまったく異なる自由な構図でした。また、宗教や神話などが主なテーマとなる西洋美術と異なり、日本の浮世絵は庶民の日常などを描いたものでした。こうした日本美術の特徴は、西洋画家らに大きな衝撃をあたえました。

1872年(明治5年)には美術評論家の「フィリップ・ビルディ」という人物が、日本美術の流行を「ジャポニズム」(日本趣味)と命名しました。さらに1876年(明治9年)には、フランスの辞書に「ジャポニズム」という言葉が掲載されるようにまでなりました。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

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