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幕末志士・高杉晋作の生き様。彼の行動力と信念は、日本の歴史を大きく動かした

幕末志士・高杉晋作の生き様。彼の行動力と信念は、日本の歴史を大きく動かした:3ページ目

しかし、晋作は決してあきらめませんでした。幕府との戦いでは、少人数の兵を率いて電光石火の攻撃を仕掛け、戦況を一気に変えることに成功しました。特に小倉戦争では、たった1000人の兵で2万人の幕府軍を相手にし、勝利を収めました。この戦いで彼の名は一気に広まりました。

しかし、そんな晋作も病には勝てませんでした。彼は結核を患い、戦場でも血を吐くことがありました。そして、明治維新を目前にして、29歳という若さで亡くなりました。彼の最後の言葉として知られているのが

「面白きことのなき世を面白く 住みなすものは心なりけり」

です。これは、「どんなにつまらない世の中でも、自分の心持ち次第で楽しく生きられる」という意味がこめられています。

晋作の死後、父の小忠太は彼の子供を教育し、家を守るために尽力しました。そして東京に移り住み、78歳で亡くなりました。

高杉晋作の人生は、失敗と不運に満ちていました。しかし、彼の行動力と信念は、日本の歴史を大きく動かしました。失敗を恐れず、自分の信じる道を突き進んだ彼の生き様は、今でも多くの人に影響を与えています。不器用で破天荒だったけれど、だからこそ心を惹かれる。そんな高杉晋作という男の生き方は、現代にも通じる「ダサくてカッコいい」ものだったのです。

参考文献

 

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