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板元たちは北斎をどのようにプロデュースしたか?企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」開催

板元たちは北斎をどのようにプロデュースしたか?企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」開催

東京・墨田区の「すみだ北斎美術館」で、企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」が開催されます。

大河ドラマ「べらぼう」の放送開始にあわせて、蔦屋重三郎に関連したイベントや展覧会の開催が次々と発表されていますが、葛飾北斎の作品を数多く所蔵する「すみだ北斎美術館」でも、蔦重に関連した企画展が開催。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」(通期)すみだ北斎美術館蔵

商業的な出版物である浮世絵は、絵師だけでは成り立たず、企画から販売まで手掛ける板元、板木を彫摺する彫師と摺師が必要となります。中でも世の流行を見極め、売れ行きの伸びる企画を立案し、絵師の起用から彫師・摺師の指揮まで担う板元は、いわば浮世絵の総合プロデューサーにあたる重要な存在。

企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」は、板元たちが北斎をどのようにプロデュースし、どのような作品を世に生み出したかを辿る展覧会となります。

葛飾北斎『画本狂歌 山満多山』上(後期)すみだ北斎美術館蔵

江戸のメディア王と評され北斎の才能に早くから目をつけていた蔦屋重三郎をはじめ、「冨嶽三十六景」をヒットさせた西村屋与八、『北斎漫画』を出版した永楽屋東四郎といった江戸の板元たち、また、伝統木版として浮世絵制作を続ける現代の出版元たちが制作した、北斎からインスパイアされた現代アーティストの作品を紹介。

葛飾北斎『画本東都遊』下 絵草紙店(通期) すみだ北斎美術館蔵

江戸時代の蔦屋重三郎から現代まで浮世絵業界を支えるプロデューサーズの世界を楽しんで未定がいかがでしょうか?

企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」は、2025年3月18日(火)~5月25日(日)の機関で開催されます。

開催概要

  • 展覧会名:北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで
  • 会期:2025年3月18日(火)~5月25日(日) ※前後期で一部展示替えを予定
    前期 3月18日(火)~4月20日(日)
    後期 4月22日(火)~5月25日(日)
  • 休館日:毎週月曜日 ※5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館
  • 会場:すみだ北斎美術館 3階企画展示室
 
 

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