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大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【後編】

大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【後編】:4ページ目

この時代のおしゃれなにいさんの着物や小物にも注目

次郎兵衛は、ドラマの場面ごとに洒落た衣装を何度も着替えてみせてくれます。たぶん、働くのは嫌いだけれど流行り物には敏感でお洒落は大好きなキャラクターという演出でしょう。大きな格子柄や縞柄などの着物や帯、半衿などの小物類にも注目です。

衣装を担当している伊藤佐智子さんによると、江戸中期の衣装は色柄ともに多種多様なので、浮世絵(喜多川歌麿、東洲斎写楽、鳥居清長など)を参考にしているとか。

浮世絵では、町人を含めてみな襟元が“ぐずっ”としていて、きっちりと襟を合わせて着ている人はいないので、襟元を緩く着付けて自身が長年趣味で集めている江戸裂を半衿にしているそう。

とかく彩りが華やかな花魁の着物に目が行きがちですが、この当時の男性の着物も実に凝っています。

蜘蛛の巣柄の着物に雲柄の羽織の着こなしが様になっている平賀源内、細い縞柄で若々しさが表現されている蔦重、知的ながら色気も感じられるシックな着物の地本問屋の主人たち……そしてつばめ柄の羽織や派手な縞柄の羽織など凝った次郎兵衛の衣装にも注目です。

トップ画像:大河ドラマ「べらぼう」公式ホームページより

 

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