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大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【後編】

大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【後編】

大河ドラマ「べらぼう」で、「つたや三兄弟」といわれている主人公の蔦重(横浜流星)、唐丸(渡邉斗翔)、次郎兵衛(中村蒼)。

ドラマの回数を重ねるごとに、毎回安定したのんびりやキャラで「癒される」と人気急上昇中の次郎兵衛

【前編】の記事↓

大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【前編】

お江戸のメディア王として時代の寵児となっていく蔦屋重三郎(横浜流星)こと蔦重の活躍を描く大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。回数を重ねるごとに、当時の出版事情、蔦重のビジネス戦略の面白さ…

【前編】に続き、次郎兵衛の魅力を探ってみました。

ぼんやりしているようでいろいろ鋭い次郎兵衛にいさん

次郎兵衛にいさんは、吉原を代表する引手茶屋・駿河屋(高橋克実)の実子で、養子の蔦重の義理の兄です。吉原に向かう手前の五十間道で小さな茶屋の経営を任されてはいるものの、実際は蔦重が切り盛り。さらに蔦重はその軒先で貸本屋も営んでいます。次郎兵衛はなんとなく店番したりのんびりしたり……働き者という感じはありません。

【前編】でもご紹介したように、いつものんびりぼ〜っとしているのに、蔦屋の売上金が入った巾着を持ち上げ、金が減っていることに気が付く一面も。

けれども、蔦重に「義兄さんが何か買ったんじゃあねえですか」と言われ「う〜ん俺なのかなあ」と、考えている姿が「かわいい」「アバウトだけれど癒される」とSNSで話題になりました。

金が減っていることに気が付いても、蔦重や唐丸という血が繋がらない弟たちに「お前たちが使ったたんだろ!」と追及しないのが次郎兵衛にいさんのお人柄。

けれども、いつもなら「店の金が減った」なんていう問答をしていたら、すぐに会話に入ってくるはずの唐丸はずっと背中を向けたまま。蔦重も次郎兵衛も「ひょっとしたら……」と勘付いてたのではないでしょうか。

でも、唐丸はお小遣い欲しさに店の金を無断で使い込むような子ではないことは二人とも重々承知。「きっと何か深いわけがあるのだろうけれども、唐丸が自分の口から話すのを待とう。そしてそれを聞き出すのは蔦重だぞ」……と次郎兵衛にいさんが言っているような気がしました。

2ページ目 「働きすぎておかしくなっちゃう」というにいさん

 

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