お祝い事の「紅白」のルーツ!?なぜ「源平合戦」で源氏は白、平家は赤の旗を掲げたのか?:2ページ目
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ハレの日のルーツ?
ちなみに、この源氏と平氏の紅白の色分けが、日本の祝い事におけるルーツの一つになったという説があります。
例えば日本ではハレの日に、その場をハレの場として見せるため赤と白の布を張りますね。
このように、紅白の組み合わせがおめでたいという意味合いを持つようになった由来も諸説ありますが、その中のひとつが「源平合戦ルーツ説」があるのです。
先述のように源平合戦で源氏が白、平家が赤の旗を掲げて戦ったことから、紅白を並べることでいさかいもなく平和に過ごせるとされ、おめでたい時に使われるようになったという説があるのです。
ただこれについては源平合戦以外が由来だという説もあり、一概には言えません。
例えば、おめでたい時に赤飯を食べる習わしがあることから、赤い色との組合せがおめでたい場面に使われるようになったという説もあります。
参考資料:歴史の謎研究会『舞台裏から歴史を読む雑学で日本全史』2022年、株式会社青春出版社
画像:photoAC,Wikipedia
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