【光る君へ】目が見えない三条天皇、民が見えない道長…史実を基に11月10日放送を振り返り:2ページ目
藤原頼通の側室問題
隆姫女王(田中日奈子)と結婚したものの、子供に恵まれなかった藤原頼通(渡邉圭祐)。両親から側室をとるよう迫られるも、そのつもりはないようです。
三条天皇から皇女の禔子内親王(ていし/ただこ)を降嫁させる縁談が持ちかけられますが、頼通はこれを固辞。道長は
「男は妻は一人のみやは持たる。痴のさまや」
【意訳】妻を一人しか持たない男など、愚かである。と叱りつけます。当時はそういう価値観が当然でした。
結局、禔子内親王との縁談は有耶無耶に。彼女は藤原教通の妻となります。
かくして隆姫女王への愛情を守った頼通ですが、さすがに子供がいないままでは済ませられません。
藤原嫄子(げんし/もとこ。敦康親王女)を養女として後朱雀天皇(敦良親王)に入内させ、他にも妻を迎えるのでした。
【藤原頼通の妻一覧】
- 正室:隆姫女王
- 妻:藤原永頼女(藤原彰子女房)
- 妻:源憲定女(対の君)
- 妻:祇子女王(隆姫女王の同母妹、または姪)
特に祇子女王(稲川美紅)は男女合わせて7人の子を生み、頼通の懸念を解消します。
果たして頼通・隆姫女王・祇子女王の関係がどのように描かれていくのか、注目していきましょう。