妖怪まんがの巨匠・水木しげるによる名作「妖怪道五十三次」が浮世絵木版画に!江戸時代と同じ技法で制作
漫画家、妖怪絵師の水木しげるさんが描く百鬼遊行の旅物語「妖怪道五十三次」が、浮世絵木版画になりました。
世界的にも有名な、絵師・歌川広重が残した浮世絵「東海道五十三次」の世界を妖怪たちが旅をする…妖怪絵師・水木しげるさんが描いた「妖怪道五十三次」は、そんな遊び心がテ―マとなっています。
妖怪に造詣が深く、絵巻物などに描かれた妖怪はもちろん民間で語られていた姿なき妖怪には形を与えるなどして、何千にも及ぶ妖怪画を手がけてきた水木しげるさん。妖怪道五十三次においてもそれら妖怪画と同じように長年の画業活動で培われた漫画の技法が駆使され、鬼太郎をはじめとする妖怪がいきいきと描かれています。
「妖怪道五十三次」の中から浮世絵木版画となったのは、東海道五十三次の日本橋、戸塚、平塚、小田原、丸子、御油、庄野、京師をモチーフとした8作品。
歌川広重の東海道五十三次からおよそ百七十年、現代まで脈々と受け継がれた古の技術とまったく同じ方法で制作されています。熟練の彫師、摺師の手により、水木しげるの描いた妖怪たちと日本の伝統工芸の融合をぜひ堪能してみてはいかがでしょう?
浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次」は、オンラインショップ『版三 浮世絵工房』で販売中です。