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まさに下剋上の申し子!家臣と領民への裏切りに関しては戦国時代トップクラスのクズ武将・荒木村重

まさに下剋上の申し子!家臣と領民への裏切りに関しては戦国時代トップクラスのクズ武将・荒木村重:2ページ目

家臣と領民への裏切り

謀反を企てた荒木に対し、彼を信頼していた信長は何度も使者を送って説得を試みまています。

しかし、旧知の仲であった黒田官兵衛が使者として訪れた際、荒木は説得を跳ね返すばかりか黒田を監禁・幽閉して有岡城に籠城してしまうのです。

痺れを切らした信長も有岡城への出陣を決行。

有岡城に籠城する荒木でしたが、家臣の寝返りが続出したこともあり、絶望的な戦況へと追い込まれてしまいます。

命の危険を感じた荒木は我が身可愛さに、一族郎党見捨てて自分一人で尼崎城へと逃げ延びたのです。

信長は、荒木の家臣や親族に彼に投降するよう説得を命じましたが、荒木が降伏を宣言することはありませんでした。

激怒した信長は、荒木の一族郎党36名・女房衆122名・無数の領民までも大量虐殺してしまいます。

領民や親族は彼の裏切りに酷い憎悪を抱いたことでしょう。

そんな彼は晩年を名の通った茶人として過ごしており、茶聖の千利休と交流深めています。

千利休との交流から豊臣秀吉の一派となりますが、秀吉への悪口がバレてしまい、名前を変えて失踪。

無数の人の信頼を裏切り、権力を欲した彼の手には結局何も残りませんでした。

 

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