“令和の米不足“で知った米のありがたみ!江戸時代は1日で1人5合も食べていた?:2ページ目
江戸時代一日何合食べた?
『守貞万項』によると、成人男性の食べる量は「1日5合」ということが判明!!
あなうれしい!うちとおなじじゃないの!
しかも筆者宅は「2人で五合」です。江戸時代は「1人5合(約750g)」。凄いね!
しかし考えてみると、ほとんどの者にとって移動手段は自力で歩くことだけ。むしろこれだけ食べないとカロリーが足りなかったかもしれません。
現在のように便利な炊飯器はないので、朝に一日分のご飯を釜で炊くというのが通常でした。
- 朝…ほかほかのご飯と味噌汁・漬け物
- 昼…冷や飯、おかずに魚や煮物など
- 夜…(冷や飯を)お茶漬け・漬物
現代では夕食が一番豪華な傾向がありますが、どうやら江戸では昼食重視だったようです。暗くなったら寝るだけですから、夜にたっぷり食べても仕方ないですね。
しかも薪をどんどん燃やすのは大変ですからねぇ、効率的にも理にかなっているのでしょう。
炊いたご飯は米櫃へ。旅館などでしか見かけなくなった米櫃というものの存在を、改めて感じた次第です。
もちろん、商家の大店や武家などたくさん使用人のいる家では、事情が違っていたと思われます。