実は繊細で意外と惚れっぽい?文豪・芥川龍之介が愛した5人の女性とのエピソード【後編】:2ページ目
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5人目・片山廣子
歌人・随筆家・翻訳家として活躍した廣子と芥川が出会ったのは1924年のこと。廣子の夫が死亡した4年後の軽井沢であった。
手紙のやりとりによって親交を深めた2人は東京でも会っていたという。芥川の作品「或阿呆の一生」には廣子がモデルと思われる女性が登場している。
晩年と死
妻である文は文学の知識に疎く、晩年の芥川は自身の文学感を共有できる相手を欲していたといわれる。1921年頃から心身の衰弱が見られ、作風も死生観や社会風刺を主題とした私小説的作品へと転換していった。
1927年7月。服毒自殺。享年35。芥川が関係を持った女性達は、彼の作品に度々登場している。数々の傑作短編を残した功績の裏には、創作欲を掻き立てる女性達の存在があった。
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