まひろ、ついに結婚へ…宣孝が『源氏物語』キャラのモデル?大河ドラマ「光る君へ」6月16日放送振り返り:4ページ目
定子が住む職御曹司とは?
出家したにも関わらず、一条天皇の寵愛冷めることなく呼び戻された藤原定子&脩子内親王。
内裏には入れるのははばかられたので、職御曹司(しきのみぞうし)に住むこととなりました。
職御曹司は内裏の外だけど大内裏の中なので、すぐ会いに行けるとは言っても天皇陛下にすれば外出(お渡り、行幸)となります。
聞けば母屋に鬼がいたとも言われる曰くつきの場所で、定子たちは不安だったのではないでしょうか。
世間の避難をものともせず、ひたすら定子を寵愛し続けた一条天皇。
もう政務なんてどうでもいいから、今すぐにでも皇位を譲り渡さんとする勢いでしたね。
そして仏道に帰依した定子と事に及ぶという禁忌を犯します。これを藤原実資(秋山竜次)は日記に「天下不甘心(天下は甘心せず。みんな批判している)」と書いたのでした。
暫く離れていたからこそ、否が応でも熱を帯びる一条天皇の寵愛。果たして定子はかつての勢いを取り戻すのでしょうか?
第25回放送「決意」
ずっと近くに居ても、他人のことは分からないもの……道長もまひろも、また一つ教訓を得たようです。
まひろ「誰かの妻になることを、大真面目に考えない方がよいのではと、このごろ思うのです」
結婚は妥協の芸術なんて誰が言ったのか、最初からハードルを高くしない方が、心安らかに暮らせるという意味と思われます。
熱烈な恋は長くて三年(個人差あり)。しかし夫婦生活は数十年にも及ぶのですから、永く愛情を育ててこそと言えるでしょう。
「恋は運命。愛は意志。」
どこかで見たキャッチコピーの通り、まひろはこれから宣孝との結婚生活を覚悟するのでした。
次週もドタバタ展開が予想されます。果たして何が起きるのか、楽しみにしておきましょう!