源明子と道長の子供は何人?通詞はなぜ殺された?国司の仕事とランク…大河ドラマ「光る君へ」6月2日放送振り返り:3ページ目
国司のお仕事
源光雅からの賄賂をはねつけた為時。そこまではよかったのですが、今度は彼らからの嫌がらせが始まりました。
今まで彼らが処理していた越前国内の揉めごとや要望・訴えを、すべて為時に丸投げしたのです。
「橋を直して下さい」「米がとれないので、代わりの年貢で構わないか」「水争いが起きている」……などなど。
現代で喩えるなら、福井県民の抱える問題をすべて福井県知事が処理するようなもの。とてもさばき切れません。
通常であれば、まずは下の者が受け付けて話を取りまとめ、国守(長官)はそれを最終的に承認するのがセオリーです。
「介(次官。ここでは光雅)はおらぬか」
助けを呼びつけようにも、書記係である右筆(ゆうひつ)まで居眠りをする始末……なかなか本格的なボイコットでした。
光雅らがいかに国内で権力を持ち、政治を牛耳っているかがよく分かりますね。