虫けらはお前だ!唸る鉄拳に父の高笑い…大河ドラマ「光る君へ」2月4日放送の重要トピックを振り返り!:6ページ目
懐妊した藤原忯子。しかし……
前回、花山天皇から寵愛を受けていた藤原忯子。しかしあまりの寵愛ゆえか、身体を悪くしてしまったそうです。
その過程は察するよりありませんが、放送したらNHKに苦情が殺到したかも知れませんね。
さて、その寵愛ゆえか花山天皇の子を身ごもった忯子。もし男児ならば、この国の行く末が危うい……という訳で、困った時の安倍晴明。兼家たちはさっそく呪詛を依頼しました。
一度は「生命を削ることになるから」と断る晴明でしたが、関白はじめ錚々たるメンバーに詰め寄られては、物理的に生命が削られかねません。
畏れ多くも帝の皇子を呪詛し奉ることになるのでした(女御様は別によいようですね)。
生命を削って呪詛した結果、安倍晴明は80余歳で世を去ることになります。可哀想に……。
劇中ではもうしばらく生きる予定なので、ご安心ください。
第6回放送「二人の才女」
さて、次週第6回放送は「二人の才女」。皆さんお待ちかね?ききょうこと清少納言が初登場です。
そして藤原忯子が身ごもったまま急死し、悲嘆にくれる花山天皇が出家してしまいます。
いわゆる「寛和の変」その黒幕は言うまでもなく藤原兼家、一族の泥をかぶる実行犯は、みんな大好き?ミチカネこと藤原道兼です。
果たして来週はどんな展開を迎えるのか、目が離せませんね!
※参考文献:
- 上島享『日本中世社会の形成と王権』名古屋大学出版会、2010年2月
- 服藤早苗 編著『平安朝の女性と政治文化 宮廷・生活・ジェンダー』明石書店、2017年3月
- 服藤早苗ら編『紫式部を創った王朝人たち 家族、主・同僚、ライバル』明石書店、2023年12月