虫けらはお前だ!唸る鉄拳に父の高笑い…大河ドラマ「光る君へ」2月4日放送の重要トピックを振り返り!:4ページ目
さて、今週の”F4”は?
藤原斉信「帝は、我等より若い。志は高く、やる気もおわす。これは、思ったより長いご治世になるやもしれぬなぁ」
藤原公任「その割に、斉信の位は上がらぬな。帝は弘徽殿の女御をご寵愛だが、その兄君には興味がないのであろうか」
藤原行成「それは、これからのことでございましょう」
公任「どうかな」
……さぁ、今週もやって参りました。誰が呼んだかF4(藤原四人組)の時間です。顔ぶれはおなじみの藤原斉信・藤原公任・藤原行成そして藤原道長でお送りします。
だいたい斉信と公任が何か言い合って、やや年少の行成がフォローし、最後にぼんやりと聞いていた道長に話が振られるパターンでしょうか。
政務を執りながらの雑談っぽく、これまでの状況や自分たちの立場などを視聴者に説明してくれる親切な人たちです。
- 藤原斉信……花山天皇が寵愛する女御・藤原忯子の兄。道長のいとこ。
- 藤原公任……近ごろ花山天皇に疎まれている関白・藤原頼忠の子。道長のまたいとこ。
- 藤原行成……道長のいとこ甥。のち斉信・公任・源俊賢と共に「一条朝の四納言」と称される。
※道長との続柄など諸説あり。
道長の説明はもう要りませんね。要するに四人とも何やかんやで親戚同士の関係になります。
親世代(兼家・頼忠・雅信ら)とは別の形で、新しい政に向き合おうとしている様子が語られていました。
公任「それに、俺たちの世になるということは、俺たちが競い合うということでもある。なぁ道長」
藤原道長「ん?」
今はまだ部活感の強いF4ですが、彼らが政治の表舞台に踊り出すと、その関係がどのように変わっていくのか、楽しみに見守っていきましょう。