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覚悟せよ!徳川家光を将軍位につけるため、春日局がとった手段は【どうする家康 外伝】

覚悟せよ!徳川家光を将軍位につけるため、春日局がとった手段は【どうする家康 外伝】:2ページ目

天海は慌てて「誤解じゃ、そんなことは全く知らぬ。ずいぶんと心遣い(要らぬ心配、取り越し苦労)をされたものだ」と弁解し、家康に竹千代を後継者とするよう進言したそうな。

……病弱で吃音があった竹千代よりも、利発な国松をこそ将軍に。本当にそう言っていたのかはともかく、命が惜しい天海は家康に対して竹千代を激しく推したことでしょう。

家康「ん?そなた、前と言っておることが違うではないか」

天海「いいから、竹千代様を跡取りになされませ。さもなくば……」

進言の甲斐あってか竹千代が第3代将軍となり、天海はめでたく命拾いしたのでした。

終わりに

以上が『葉隠』の伝える春日局と南光坊天海のエピソード。しかしこれもまた「彼女ならばやりかねない」という想像の産物でしょう。

しかしそんな女傑だったからこそ、病弱だった家光を将軍位にまで押し上げることが出来たのもまた事実。

果たしてNHK大河ドラマ「どうする家康」に春日局は登場するのでしょうか。南光坊天海=明智光秀(あけち みつひで)説ともども、今から楽しみですね!

※参考文献:

  • 古川哲史ら校訂『葉隠 下』岩波文庫、2011年6月
  • 下川耿史 監修『教科書が教えてくれない18禁の日本史』宝島社、2017年1月
 

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