「曽我兄弟の仇討ち」で有名な曽我十郎祐成が愛した大磯の遊女・虎御前とは?:2ページ目
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曽我十郎祐成(すけなり)と恋仲に
曽我十郎祐成(すけなり)は、虎御前と出会って一気に恋仲になったようです。彼が父の仇討ちに行く前の日の夜には、再び会うことがないだろうと知った二人の様子が『曾我物語』に描かれています。
曽我十郎祐成と彼の弟は仇討ちを遂げますが、命を落とします。その知らせを受けた虎御前は、19歳で出家しました。ちなみに、事件のあと彼女は召し出されて訊問を受けていますが、無罪放免となっています。
大磯には、虎御前ゆかりの地がいくつも
大磯には、今でも虎御前のゆかりの地がいくつも残っています。たとえば、虎御前は大磯・延台寺のはじまりとなる庵を結び、兄弟の菩提を弔ったと伝わっています。
延台寺の法虎庵曽我堂には、曽我兄弟座像、虎御前剃髪之像なども安置されています。
ほかにも、大磯駅構内には、歌川広重の「東海道五十三次」のひとつ「大磯虎ヶ雨」があります。これは、虎御前の涙雨に由来しています。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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