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大河ドラマでも再現?7月18日に亡くなった源頼家の最期【鎌倉殿の13人】

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どうしてこんなことに……

それにしても、どうして頼家はこんなことになってしまったのでしょうか。

『愚管抄』では、その原因は梶原景時(演:中村獅童)を失ったことにあると指摘しています。

……鎌倉ノ本躰ノ武士カヂハラ皆ウセニケリ。コレヲバ頼家ガフカクニ人思ヒタリケルニ。ハタシテ今日カカル事出キニケリ。

※『愚管抄』第六

【意訳】鎌倉武士の鑑とも言える梶原一族をことごとく喪ったのは頼家の不覚と人々が思っていたところ、果たしてこんな結果になったのであった。

亡き父・源頼朝(演:大泉洋)の代から愚直に忠義を尽くしてきた梶原景時。時として汚れ役もいとわず、鎌倉殿を批判から守るためひたすら矢面に立ち続けてきた彼を、頼家はあっさり見捨ててしまったのです。

かくして懐刀(景時)と後ろ盾(能員)を失った頼家は、なすすべもなく非業の末路を辿ったのでした。

ちなみに、頼家が暗殺された7月18日を新暦に直すと8月14日。令和4年(2022年)だとちょうど日曜日に当たり、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第31回が放送される予定です。

7月17日(日)第27回放送「鎌倉殿と十三人」
7月24日(日)第28回放送予定
7月31日(日)第29回放送予定
8月7日(日)第30回放送予定
8月14日(日)第31回放送予定

SNSなどではこの8月14日放送を頼家の「Ⅹデー」と予想する声もあるようですが、果たしてどうなるのでしょうか。

頼家・景時・能員それぞれの最期を脚本の三谷幸喜がどう描き上げるのか、史実との違いやアレンジに注目が集まっています。

※参考文献:

  • 五味文彦ら編『現代語訳 吾妻鏡7 頼家と実朝』吉川弘文館、2009年11月
  • 丸山二郎 校訂『愚管抄』岩波文庫、1949年11月
 

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